正座ができなくなる原因

こんにちは!
宗像ひかり整体院の江口です。

本日は正座ができなくなる原因について詳しくお話していきたいと思います。

膝のしくみ

正座ができなくなる原因をお話する前にまずはのことを知らなければいけません。

膝は大腿骨と脛骨と膝蓋骨という3つの骨によって構成されています。大腿骨の関節面は丸い形をしており、脛骨の関節面は平らな形をしています。膝関節は大腿骨の丸い面が脛骨の平らな面の上を転がるようにして動きます。

転がるようにして動くので膝関節は非常に不安定でよく動く関節でもあります。不安定かつ動かなくてはいけないので、それを支えるための4つの靭帯と2つの半月板が膝関節の安定性を高める働きをします。

4つの靭帯は大腿骨や脛骨が脱臼しないように支える役割、2つの半月板は外側と内側にあって大腿骨が脛骨の上を正しく転がるためのアシストをする役割があります。

膝の動く範囲は130°程度曲げられれば正常だと言えます。一般的に歩く際の膝の曲がる角度は60°程度、しゃがむ動作では120°程度と言われています。正座では150°以上曲げなければいけないので正常以上に曲がらなくてはいけません。

なぜ曲げられなくなるのか

膝が曲げられなくなる原因としてまず挙げられるのが、筋肉・靭帯の炎症や膝関節に水が溜まっている場合、半月板の機能不全です。

筋肉の炎症や水が溜まっている場合は症状が改善すれば正座ができるようになります。

しかし半月板の働きに問題がある場合は別です。

半月板は先程述べたように大腿骨が脛骨の上を正しく転がるためのアシストをする働きがあります。そのため半月板が正常に働くなれば大腿骨が脛骨の上を正しく動けなくなります。正しく動けなくなり、膝関節の動きから逸脱してしまうと膝の靭帯がその異常を察知し、その信号を脳に送ります。脳はこれ以上曲がると危険だと判断し、痛みの信号を出しますのでそれ以上膝を曲げられなくなります。

簡単に言うと半月板の働きが弱ると膝をしっかり曲げられなくなります。

まとめ

  • 膝はとても不安定でよく動く
  • 不安定な膝を支えているのは4つの靭帯と2つの半月板
  • 正座するためには150°以上膝が曲がらなければならない
  • 半月板の働きが弱くなると正座できなくなる

 

半月板はMRIなどで損傷が見つからなくても機能不全になることが多くあります。

また半月板の機能不全は自然に良くなることはなかなかありません。

放置している期間が長くなると治らない可能性が高いです。

一刻も早く正座できるように対処することが重要です。

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